2016.06.23更新

逆流性食道炎とは、どんな病気?

 

胃酸(胃液)の逆流が原因で起こる病気です。

胃液とは、酸性度の強い塩酸(胃酸とも呼ばれています)と消化酵素が含まれ、食物の中に含まれるタンパク質を分解し小腸で吸収しやすい状態にする働きがあります。

胃には酸から粘膜を守る防御機能が働いていますが食道にはこの機能がないため、何らかの原因で胃酸が食道に逆流すると、食道粘膜は胃酸にさらされて炎症を起こします。
また、胃酸によって活性化されたタンパク質分解酵素が食道を傷つけます。
胃から食道への逆流が繰り返し起こると、食道の粘膜にただれや潰瘍が生じ、胸やけや胸の痛み,喉のつっかえ感などの不快な症状が起こります。

 

投稿者: 医療法人社団 俊爽会