2016.06.20更新

ピロリ菌は、どういう検査でわかるのですか?

 

検査方法は、3つあります。

①呼気検査

ピロリ菌が尿素をアンモニアに変えるときに二酸化炭素が発生する性質を利用して、尿素の入ったカプセルを服用する前と、服用後10~20分に、吐く息を採取してそこに含まれる二酸化炭素の量を調べる方法です。

②血液検査

血液を採取してそこにピロリ菌に対抗する抗体が含まれているかどうかを調べる方法です。

③内視鏡検査

内視鏡を使う方法では、胃の中の様子を観察すると同時に、胃カメラにより採取した胃の組織を用いて迅速ウレアーゼ試験検査をします。

いずれの検査も100%ではなくそれぞれ一長一短ありますが、胃の粘膜の状態を医師が直接観察できる「内視鏡検査」が一番信頼性が高くなっています。

投稿者: 医療法人社団 俊爽会