2016.07.04更新

胃潰瘍と似ている胃がんがあります。

 

胃がんの中には、肉眼で見ると胃潰瘍のように見えるものがあります。病変の場所や形などで、医師はある程度は判別できますが、完全に確定できるわけではありません。そのため、内視鏡検査で潰瘍が見つかった場合、顕微鏡で組織を見ることで、がん細胞の有無を診断する場合があります。

また、潰瘍と診断された場合でも、がんを完全に否定する目的で数ヵ月後に再検査(内視鏡)が行われる場合があります。採取した組織の中にたまたま、がん細胞がない場合があるからです。なかなか治らない胃潰瘍があれば、胃がんに注意すべきでしょう。

投稿者: 医療法人社団 俊爽会