2016.08.06更新

過敏性腸症候群の治療とは・・・?

 

まずは生活習慣の改善が行われます。(食事療法、運動療法)
しかし、あまり効果が見られない場合にはお薬を飲んで治療を行います。便秘型には、便を柔らかくする緩下剤で下痢型には、腹痛時の痛み止めや整腸剤・下痢止めを使用します。
 不規則な生活、睡眠不足、疲労の蓄積、心理社会的ストレスなど、症状を悪化させるようなことに関しては改善していく必要があります。症状を悪化させる食品(大量のアルコール、香辛料など)の摂取は控えるようにします。食物繊維の摂取は、便秘、下痢どちらのタイプにも有効なので積極的にとるのがいいとされています。
この病気は経過が長く完全に治ることが少ないという性質を理解することが必要です。そして症状の完全な消失にこだわらず、日常生活で病気とうまく付き合っていくことが大切です。

 

投稿者: 医療法人社団 俊爽会