2021.05.28更新

大腸憩室炎

大腸憩室炎って何でしょうか

大腸憩室とは、腸管の内壁の一部が外側に向かって袋状にとびだしたえくぼのようなものです。内視鏡でみると、くぼみのようになっています。憩室の数はさまざまで、頻度は年齢とともに増加しますが、大腸検査を行うと10人に1人くらいの頻度で見つかります。憩室は身体に何か悪さをするかというと、本来何もしないので、基本的には放っておいて大丈夫ですが、憩室は外に飛び出ている分、便が流れにくく、そこで細菌が繁殖することがあります。そして炎症を起こした状態が、大腸憩室炎という病気です。

 

 

どんな症状がでるの?

自覚症状がない場合が多いですが、腹痛・お腹の不快感・下痢や便通異常の症状が出ることがあります。

大腸内視鏡検査で、発見されることが多いです。

便が詰まりばい菌感染を起こすと、腹痛が激しくなり、発熱を伴う場合もあります(憩室炎)。

また、くぼんだ先に血管が走っていると、それが破れ、出血する場合もあります(憩室症)。

 



ペプシノゲン検査

他の市区町村でABC検査を受診された方も、当院で苦痛の少ない内視鏡検査(精密検査・2次検査)も受けていただけます。