2016.10.27更新

 診断のためには大腸内視鏡検査をする必要があります。炎症の特徴は、大腸粘膜の全周にわたる炎症が直腸から連続してみられます。炎症が直腸だけに限られているタイプ、直腸から大腸の左半分まで広がっているタイプ、大腸全体に炎症のあるタイプに分けられます。
 血液検査では、炎症反応の程度をみたり、貧血や栄養不良が生じていないかなどを調べます。

 

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.10.12更新

 血便、粘血便、下痢、腹痛が主な症状です。ひどくなると体重減少や貧血、発熱がみられます。治療によって改善しても、再び悪化しそれを繰り返す場合や、症状がだらだらとずっと続く場合があります。

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.10.08更新

なぜ病気が起こるのか・・・

 

人間の身体には、異物が侵入した際にそれを排除しようとするしくみ(免疫機能)が備わっています。腸管にもこの免疫機能がはたらいていますが、この免疫機能に異常が生じると自分自身の粘膜も異物とみなし、攻撃して傷つけようとします。それにより、粘膜に炎症が起こります。
この免疫説も有力な説ですが、潰瘍性大腸炎の発症のメカニズムは、明確には分かっていません。
遺伝的素因や食生活、腸内細菌叢の変化などが複雑に絡み合っていると考えられます。肉体的、精神的ストレスで悪化することがありますが、原因というよりも誘因と考えられています。

 

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.10.07更新

潰瘍性大腸炎ってどんな病気でしょうか・・・

 

大腸粘膜で何らかの原因により広く浅く炎症が生じ、びらん(ただれ)や潰瘍ができる病気です。症状は下痢や粘血便(血液・粘液・膿の混じった軟便)、発熱、体重の減少などがあらわれます。20〜30代の成人に多く発症しますが、50〜60代の人にもみられます。
病状は、症状がおさまったり、悪化したりを繰り返すことが多く、長期にわたってこの病気とつきあっていくこともあります。
最近、日本でも急速に患者数が増えている疾患の一つに挙げられます。

 

 

 

 

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.10.05更新

 

1.たばこは吸わない。
2.他人のたばこの煙をできるだけ避ける。
3.お酒はほどほどにする。
4.バランスのとれた食生活を心がける。
5.塩辛い食品は控えめにする。
6.野菜類、豆類、果物、穀類、海草類、きのこ類、ビタミンC・Eは積極的に摂る。
7.適度に運動する。
8.適切な体重を維持する。
9.ウイルスや細菌の感染予防と治療を行う。
10.定期的にがん検診を受ける。
11.身体の異常に気がついたら、すぐに受診する。
12.正しいがん情報でがんを知る。

がん予防のためには、受動喫煙にも注意する必要があります。
また、食生活にも注意を払い、お酒や塩辛い食品は控えめにし、バランスの取れた食事を心がけましょう。野菜や果物を意識的に摂ることも大切です。また、適度な運動は大腸がんの予防に効果的だとされていますので、運動をするようにしましょう。

症状がないうちからの定期的な大腸カメラの検査で、ポリープのうちに切除できれば、大腸がんの予防にもなります。

 

投稿者: 医療法人社団 俊爽会