2016.06.16更新

胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者さんでは、ピロリ菌に感染している方が多くいます。

これまで、胃潰瘍や十二指腸潰瘍になると、薬で胃酸の分泌を抑える治療を行っていましたが、治療しても、再発の多い、やっかいな病気と考えられており、再発を防ぐため長期にお薬を服用せざるを得ない(維持療法の)患者さんが多くいました。
しかし、ピロリ菌をやっつけると慢性胃炎、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の多くの患者さんで再発しにくくなることがわかってきました。

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.06.15更新

ピロリ菌が胃の粘膜に感染すると炎症が起こります。

感染が長く続くと、胃粘膜の感染部位は広がっていき、最終的には胃粘膜全体に広がり、慢性的な胃の炎症を引き起こし、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因となります。

慢性的な胃の炎症が長期間続くと、胃の粘膜の胃液や胃酸などを分泌する組織が減少し、胃の粘膜がうすくやせてしまう「萎縮」が進み「萎縮性胃炎」という状態になります。「萎縮性胃炎」になると、胃液が十分に分泌されないため、食べ物が消化されにくく、食欲不振や、胃もたれの症状があらわれることがあります。萎縮性胃炎はがんの発生母地となり、正常粘膜に比べ、がんが発生する可能性が高くなります。

 

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.06.14更新

ピロリ菌に感染するとどうなる?

ピロリ菌に感染すると、ピロリ菌がつくりだす酵素ウレアーゼと胃の中の尿素が反応して発生するアンモニアなどによって直接胃の粘膜が傷つけられたり、ピロリ菌から胃を守ろうとするための生体防御反応である免疫反応により胃の粘膜に炎症が起こります。ピロリ菌に感染している状態が長くつづくことで、潰瘍や癌など、さまざまな病気を引き起こす可能性もあります。

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.06.10更新

ピロリ菌はどのように胃に入り込むのでしょうか?

どのような感染経路であるかはまだはっきりわかっていません。
ただ、口から入れば感染することは間違いないようです。大部分は飲み水や食べ物を通じて、人の口から体内に入ると考えられています。

生水を飲むと、ピロリ菌に感染してしまうのでしょうか?

わが国では、上下水道が十分完備されていなかった戦後の時代に生まれ育った団塊の世代以前の人のピロリ感染率は約80%前後と高いのですが、現在は生活環境が改善され、生活習慣も衛生的に変化してきたため、ピロリ菌保菌者は減少傾向。現在は国民の約半数程度の感染に減少しているとされています。

性的接触では感染しないと考えられていますが、ペットからの感染についてはまだはっきりとわかっていません。

最近では母から子へなどの家庭内感染が疑われていますので、ピロリ菌に感染している大人から小さい子どもへの食べ物の口移しなどには注意が必要です。

 

 

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.06.09更新

ピロリ菌はなぜ強いの?

胃の中には、胃液が分泌されています。胃液には、金属でも溶かしてしまう強い酸(塩酸)が含まれているため、胃の中は強い酸性で、通常の菌は生きられません。

ピロリ菌が活動するのに最適なpHは6~7で、4以下では、ピロリ菌は生きられません。それなのに、なぜピロリ菌は胃の中で生きていけるのでしょうか?
秘密はピロリ菌が出している「ウレアーゼ」という酵素にあります。この酵素は胃の中の尿素を分解してアンモニアを作りだします。アンモニアはアルカリ性なので、ピロリ菌の周りが中和され、胃の中でも生き延びることができるのです。

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.06.08更新

皆さんピロリ菌とは何かご存知ですか?

ピロリ菌は、胃の粘膜に住みつく、らせん形をした菌です。主に胃や十二指腸などの潰瘍やがんの原因になります。強い酸性の胃酸から胃を守るはたらきがある表層粘膜の中で動きまわるので、胃酸攻撃に負けずに生きることができます。

子供の頃に感染し、一度感染すると多くの場合、除菌しない限り胃の中に住みつづけます。ピロリ菌に感染すると、炎症が起こりますが、この時点では、症状のない人がほとんどです。

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.06.08更新

こんにちは。

最近、急に日中の温度が上がって暑く感じる日が多くなってきましたね。この季節から熱中症になる方も少なくありません。しっかりと水分補給しましょう。

 

「大腸カメラでポリープがあった場合には、その時に切除してもらえるんですか?」

と先日予約時に患者様からご質問がありました。

 

当院で、切除できるポリープはその時に切除致します。しかし、ポリープの出来ている場所や大きさによっては、入院施設のある提携病院へのご紹介も行っております。

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.06.07更新

 これから暖かくなり汗をかく機会も増えてくると思います。そこで汗の匂いや体臭を抑える製剤をご紹介致します。

 D-barとD-tubeを菊川内科皮膚科クリニックと平井皮膚科クリニックで販売を開始致しました。

 スティックタイプとチューブタイプ二種類をご用意しております。

 汗の匂い、制汗、わきがなどに効果があり、朝塗るだけで長時間効果が持続しますので、塗り直しの手間もありません。

 製剤自体も無香料ですのでどなたにも安心してお使いいただけます。

 ご興味のある方は来院時、スタッフにお声がけ下さい。

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.05.31更新

風邪をひいてるわけでもないのに、くしゃみや鼻水が長期的に続いたり、蕁麻疹が出たり等の症状が出る方はアレルギー反応によるものかもしれません。

当院ではアレルギー症状のある方でアレルギー検査を受けたことがない方やしばらく検査してない方に検査をおすすめしております。

採血を行い36項目のアレルギー原因物質を少量の血液で一度に検査する事が出来ます。

 下記の項目が検査できます。

 食品・・・ソバ、小麦、ピーナッツ、大豆、コメ、ゴマ、マグロ、サケ、エビ、カニ、牛肉、豚肉、鶏肉、卵白、オボムコイド、牛乳、キウイ、バナナ、トマト、モモ

 室内・・・コナキョウヒダニ、ハウスダスト、ネコ皮屑、イヌ皮屑

 花粉・・・スギ、ヒノキ、オオアワガエリ、ハンノキ、シラカンバ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ

 その他・・・カンジダ、アスペルギルス、アルテルナリア、ラテックス

結果話は、6段階評価で表示されており、原因物質に対してどのくらいのアレルギー反応がでているかを分かりやすく判定しております。

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.05.26更新

仕事がなかなか休めないため同じ日に胃カメラと大腸カメラの検査はできますか?と聞かれました。

当院では同日に胃カメラと大腸カメラ検査が可能です。

来院回数が少なくなるため食事制限の回数も減り、医療費が安くなります。

健康で仕事を続けるためにも定期検査を受けましょう。

 

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

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