院内感染・消毒への取り組み

スタンダードプリコーションという考え方について

スタンダードプリコーション(標準予防策)とは、院内感染を予防するためにアメリカで作成された対策で、患者様及び周囲の環境に接する前後には手指の殺菌を行い、防具にて保護することをいいます。これは感染症の患者様が院内に居る・居ないにかかわらず、処置や検査の際には徹底した予防策を行うことで、安全を保つという考え方です。

内視鏡検査は健康体の方が受けることとなりますが、体内に器具を挿入するため、体内に保菌している何らかの菌が原因で二次感染を起こす可能性もあります。当院ではスタンダードプリコーションをしっかりと守り、安全で清潔な院内環境を保つことを皆様にお約束いたします。

院内感染の予防と消毒について

患者様が触れた場所は、その都度消毒を施しております。また、医師が検査にて患者様と接する際には清潔な使い捨ての手袋を使用。その他の器具においても、ディスポーザブル(使い捨て)タイプのものを使用するなど、当たり前のことを一つひとつ徹底して行っております。

厚生労働省のガイドラインに基づいた器材消毒

内視鏡は直接患者様の体内に入るため、様々なものが付着します。当院では厚生労働省のガイドラインに基づいた徹底洗浄・殺菌を行っているためご安心ください。

洗浄・殺菌の手順

1カメラを洗浄液に満たし、手洗いにて洗浄を行います。

2超音波洗浄機にて、手洗いでは取りきれない微細な付着物を除去します。

3さらにカメラ専用の洗浄機にて機械洗浄を行います。

4器材を滅菌器に入れ、徹底除菌を行います。