2017.03.15更新

どんな症状がでるの?

 

自覚症状がない場合が多いですが、腹痛・お腹の不快感・下痢や便通異常の症状が出ることがあります。

大腸内視鏡検査で、発見されることが多いです。

便が詰まりばい菌感染を起こすと、腹痛が激しくなり、発熱を伴う場合もあります(憩室炎)。

また、くぼんだ先に血管が走っていると、それが破れ、出血する場合もあります(憩室症)。

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.11.30更新

大腸憩室炎って何でしょうか・・・

 

大腸憩室とは、腸管の内壁の一部が外側に向かって袋状にとびだしたえくぼのようなものです。内視鏡でみると、くぼみのようになっています。憩室の数はさまざまで、頻度は年齢とともに増加しますが、大腸検査を行うと10人に1人くらいの頻度で見つかります。憩室は身体に何か悪さをするかというと、本来何もしないので、基本的には放っておいて大丈夫ですが、憩室は外に飛び出ている分、便が流れにくく、そこで細菌が繁殖することがあります。そして炎症を起こした状態が、大腸憩室炎という病気です。

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.11.09更新

多くの方は、適切な治療を受けることで通常の社会生活が可能です。重症度により治療法は異なってきます。軽症の場合は、サラゾピリンやペンタサという比較的副作用が少ない薬を投与します。炎症が直腸や大腸の左半部に限局している時には、ペンタサやステロイド薬の注腸製剤を肛門から腸の中に注入して使用する場合もあります。
 重症の場合は入院し、サラゾピリンやペンタサの内服に加えてステロイド薬を注射します。腸管を安静にするために絶食し、中心静脈栄養が必要になることもあります。白血球除去療法を行ったり、免疫抑制薬を使用したりすることもあります。
 これらの治療で改善せず激しい症状が続く時や、たびたび悪化して社会生活にさしつかえるよう支障をきたす場合には、大腸を摘出する手術が必要になります。また潰瘍性大腸炎を発症して10年以上たつと、大腸がんの発生する危険性が高くなりますので、定期的な大腸カメラの検査が必要です。

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.10.27更新

 診断のためには大腸内視鏡検査をする必要があります。炎症の特徴は、大腸粘膜の全周にわたる炎症が直腸から連続してみられます。炎症が直腸だけに限られているタイプ、直腸から大腸の左半分まで広がっているタイプ、大腸全体に炎症のあるタイプに分けられます。
 血液検査では、炎症反応の程度をみたり、貧血や栄養不良が生じていないかなどを調べます。

 

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.10.12更新

 血便、粘血便、下痢、腹痛が主な症状です。ひどくなると体重減少や貧血、発熱がみられます。治療によって改善しても、再び悪化しそれを繰り返す場合や、症状がだらだらとずっと続く場合があります。

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.10.08更新

なぜ病気が起こるのか・・・

 

人間の身体には、異物が侵入した際にそれを排除しようとするしくみ(免疫機能)が備わっています。腸管にもこの免疫機能がはたらいていますが、この免疫機能に異常が生じると自分自身の粘膜も異物とみなし、攻撃して傷つけようとします。それにより、粘膜に炎症が起こります。
この免疫説も有力な説ですが、潰瘍性大腸炎の発症のメカニズムは、明確には分かっていません。
遺伝的素因や食生活、腸内細菌叢の変化などが複雑に絡み合っていると考えられます。肉体的、精神的ストレスで悪化することがありますが、原因というよりも誘因と考えられています。

 

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.10.07更新

潰瘍性大腸炎ってどんな病気でしょうか・・・

 

大腸粘膜で何らかの原因により広く浅く炎症が生じ、びらん(ただれ)や潰瘍ができる病気です。症状は下痢や粘血便(血液・粘液・膿の混じった軟便)、発熱、体重の減少などがあらわれます。20〜30代の成人に多く発症しますが、50〜60代の人にもみられます。
病状は、症状がおさまったり、悪化したりを繰り返すことが多く、長期にわたってこの病気とつきあっていくこともあります。
最近、日本でも急速に患者数が増えている疾患の一つに挙げられます。

 

 

 

 

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.10.05更新

 

1.たばこは吸わない。
2.他人のたばこの煙をできるだけ避ける。
3.お酒はほどほどにする。
4.バランスのとれた食生活を心がける。
5.塩辛い食品は控えめにする。
6.野菜類、豆類、果物、穀類、海草類、きのこ類、ビタミンC・Eは積極的に摂る。
7.適度に運動する。
8.適切な体重を維持する。
9.ウイルスや細菌の感染予防と治療を行う。
10.定期的にがん検診を受ける。
11.身体の異常に気がついたら、すぐに受診する。
12.正しいがん情報でがんを知る。

がん予防のためには、受動喫煙にも注意する必要があります。
また、食生活にも注意を払い、お酒や塩辛い食品は控えめにし、バランスの取れた食事を心がけましょう。野菜や果物を意識的に摂ることも大切です。また、適度な運動は大腸がんの予防に効果的だとされていますので、運動をするようにしましょう。

症状がないうちからの定期的な大腸カメラの検査で、ポリープのうちに切除できれば、大腸がんの予防にもなります。

 

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.09.29更新

大腸がんは早期に発見できれば、内視鏡手術や外科療法により完全に治すことができます。
進行し転移している場合は、外科治療、抗がん剤治療、放射線治療などを組み合わせて治療を行います。

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.09.14更新

大腸癌検査の関医的検査として便潜血検査(便に血液が混じっているかの検査)があります。

しかし、この検査はポリープ検査の所でも述べたように、便潜血検査は早期癌でも50%程しか陽性にならない場合もあり、便潜血検査陽性になったときに大腸カメラを行ってもすでに進行癌になっている場合もあります。

大腸がんの検査で最も精度が高いのが、大腸内視鏡検査です。
小さな早期がんでも発見可能でき、便潜血検査や注腸造影検査では発見できないがんも発見できます。
疑わしい病変が見つかった場合は、病変の一部を採取し調べる生検を行います。これで病変が悪性のがんか良性かがわかります。

がんが見つかった場合は、その広がりを調べるために、CT検査、MRI検査、超音波検査などを行い、がんの進展度(ステージ)を決定します。

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

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