2016.09.09更新

大腸がんの初期はほとんど無症状です。進行癌になって症状が出てくることが多いです。

主な症状は、

 血便
 下血
 下痢と便秘の繰り返し
 便が細い
 残便感
 おなかが張る
 痛みを伴うしこり
 腹痛
 貧血、立ちくらみ
 原因不明の体重減少 など
(* 大腸のどこにどの程度のがんができるかによって症状が異なります)
大腸がんによる血便では肛門痛がなく、暗赤色の血液が便についたり、黒い血塊が出るなどの特徴があります。
また、大腸がんによる腸閉塞症状から嘔吐が起こり、がんが発見されることや、大腸がんの転移が肺や肝臓の腫瘤として先に発見されることもあります。

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.09.08更新

発生要因として、喫煙、飲酒や肥満、食べ物においては、赤肉や加工肉、卵、乳製品などや炭水化物、砂糖などの摂り過ぎが指摘されています。遺伝的要因も関係していると考えられています。

 

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.09.07更新

大腸がんとはどのような病気でしょうか・・・。

 

大腸がんは、約2mの長さである大腸(直腸、盲腸、上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸)に発生するがんで、日本人ではS状結腸と直腸にできやすいと言われています。
粘膜の表面から発生し、その後大腸の壁に次第に深く侵入していき、進行するにつれてリンパ節や肝臓、肺など別の臓器に転移します
大腸がんは、食生活の欧米化により増加傾向にあります。

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.08.31更新

腫瘍性ポリープである腺腫は前がん病変と考えられ、大腸内視鏡検査にて切除します。有茎性であればポリープ切除術、無茎性であれば内視鏡的粘膜切除術が行われます。これらによってポリープ全体を組織学的に検査することが可能になり、診断と治療の両方を行います。非腫瘍性ポリープは通常がん化することはないので、積極的に切除する必要はありません。しかし、有茎性で大きなポリープは出血や腸重積を起こす可能性があるので、ポリープ切除術を行います。
ほとんどの大腸ポリープは大腸内視鏡を用いて切除することができます。

切除する時には痛みはありません。

 

当院で行っているポリープ切除の方法はこちらです。 

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.08.30更新

大腸がんを発見するための簡易的な検査としては、便に血液が混じっているかどうかを調べる便潜血検査があります。

しかし、便潜血検査は早期癌でも50%程しか陽性にならない場合もあり、便潜血検査陽性になったときに大腸カメラを行ってもすでに進行癌になっている場合もあります。

血便の症状がある方や便潜血検査陽性の方は精密検査として大腸内視鏡検査または注腸造影X線検査を行います。特に大腸内視鏡検査は、小さい病変であっても診断が可能でありがんの早期発見にはかかせない検査です。どちらの方法でも診断は可能ですが、ポリープやがんの発見時にポリープ切除術、粘膜切除術が可能な大腸内視鏡検査が優先される傾向にあります。

早期に発見できれば完全に治る可能性が高くなります。
大腸がんはポリープからがん化する場合が多く(adenoma-carcinoma sequence)、比較的ゆっくり進行すると言われています。定期的な検査を行うことは早期発見に繋がり、ポリープの段階で切除することでがんの予防にもなります。

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.08.19更新

生活習慣などの環境要因と遺伝要因があると考えられています。 環境要因は食事が最も重要であり、脂肪分の摂り過ぎや食物繊維の摂取不足が危険因子とされています。すなわち、高脂肪食によって腸内の発がん物質が増加する一方で、低残渣食(繊維成分を抑えた食事)は糞便の排出を遅らせます。結果、発がん物質が腸内に長時間たまり、大腸腺腫やがんが発生しやすくなると考えられています。

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.08.18更新

小さなポリープはほとんど症状がありませんが、ポリープが大きくなると便秘や血便の症状が現れます。ポリープの大きさや存在部位によって、鮮血便が出る場合と、肉眼的には異常を認めず便潜血テストで陽性を示し、初めて血便に気づく場合があります。とくに、非腫瘍性のポリープは出血しやすいのが特徴です。

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.08.09更新

大腸ポリープってなんでしょう・・・。

 

大腸ポリープとは、大腸の粘膜の一部が盛り上がったもの(いぼのようなもの)で、腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープに大きく分けられます。大腸ポリープのうち8割以上は腫瘍性ポリープと考えられています。そしてポリープが発生しやすいのが直腸とS状結腸です。
腫瘍性ポリープの良性の腫瘍で、腺腫(せんしゅ)と呼ばれます。しかし、大きくなるにつれて小さながんを伴っていることが多く、そのまま放置しておくと少しずつ大きくなり5年ぐらいでがん化するものもあるといわれています。
非腫瘍性ポリープは、いずれも良性で、がんに進展する可能性は少ないです。
非腫瘍性ポリープは経過観察でも心配ありませんが、出血の原因になる場合には切除が必要になります。

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.08.06更新

過敏性腸症候群の治療とは・・・?

 

まずは生活習慣の改善が行われます。(食事療法、運動療法)
しかし、あまり効果が見られない場合にはお薬を飲んで治療を行います。便秘型には、便を柔らかくする緩下剤で下痢型には、腹痛時の痛み止めや整腸剤・下痢止めを使用します。
 不規則な生活、睡眠不足、疲労の蓄積、心理社会的ストレスなど、症状を悪化させるようなことに関しては改善していく必要があります。症状を悪化させる食品(大量のアルコール、香辛料など)の摂取は控えるようにします。食物繊維の摂取は、便秘、下痢どちらのタイプにも有効なので積極的にとるのがいいとされています。
この病気は経過が長く完全に治ることが少ないという性質を理解することが必要です。そして症状の完全な消失にこだわらず、日常生活で病気とうまく付き合っていくことが大切です。

 

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

2016.08.05更新

どんな食事をとったらいいですか?

 

食事は1日3回、朝・昼・晩と、できるだけ決まった時間に食べるようにします。これによって、排便のリズムも整ってきます。
腹8分目が胃腸に負担をかけず、適量だといわれています。
早食い・まとめ食いは避けましょう。
 過敏性腸症候群(IBS)の人は、普通の人よりも刺激物に対し胃腸が敏感になっていますから、とうがらしなどの香辛料、アルコール、炭酸飲料、カフェインのとりすぎには注意しましょう!

投稿者: 医療法人社団 俊爽会

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